全力を出し切ったね ~振り返りで大事にしたいこと~
みなさん、おはようございます。
今日で、第1学期の授業も終わります。
みなさんが、どのようなことに努力し続け、どのような力をつけたのか。
日ごろの姿やこれから各担任の先生によってみなさんにお渡しする「あゆみ」でよくわかりました。よく頑張りましたね。
さて、今学期の始業式で、みなさんに「元気よく 楽しく しっかりと」というお話をしました。
4か月の学習、生活を終え、元気よくできたこと、楽しかったこと、しっかりとできるようにしたことは何ですか?
また、みんなで力を合わせて達成したことは、どんなことですか?
新しいこと、苦手に思っていたことに挑戦しましたか?
だれかのために、自分の力を発揮できたことはありましたか。
この第1学期を振り返る時に、校長先生が一番大事にしたいのは、結果ではありません。
みなさん一人一人が全力を出し切ったのか、ということです。
算数の一問一問、漢字書き取りの一字一字、リコーダー演奏の一音一音、そうじの時のひと拭きひと拭きなどに全力を出し切りましたか。
全力を出し切ったのであれば、どんな結果であっても、自分で自分を誉めてあげてください。今は結果に表れていなくとも、みなさんの中に、見えない力は付いているのです。
全力を出し切ることのできる人、出し続けることのできる人は、それが何よりも素晴らしい才能なのです。
明日からの44日間の夏休みは、自分で使える時間がたくさんあります。
そのたくさんの時間をどのように使ったのか、9月2日のみなさんの姿でわかります。この夏休みも、「全力」でよい楽しみ方をしてください。
本日の終業式で、子供たちに話した内容です。
日ごろからしわすだっ子たちを見ていると、教師の指導をとても素直に受け入れ、全力を出し切っているな、よくあれだけ頑張れるな、と感心することが多々あります。
逆に、頑張ってはいるけれど、まだ「余力」を残しているような印象を受けることもありました。
子供たちが一つ一つの取組(活動)に全力で取り組めるような場を設定し、達成感を味わわせたり、次への意欲を喚起させたりするためには、節目節目での振り返りが大切になります。もちろん、子供たち一人一人が身に付けた力、内なる人間性を発揮した行動面はとても大事です。
「全力を出す」ということは、自分の気持ち次第で誰にでもできることですが、出し続けることは、誰にでもできることではありません。ですから、「才能」であると話しました。
この夏休みにも、何か一つでも、お子様に全力を出し切る機会を設定していただいたり、励ましたりしていただければ幸いです。
ご家族の皆様が健康、安全にお過ごしなされますよう、心よりお祈り申し上げますとともに、第2学期からも引き続き、皆さまのご理解ご協力をお願いいたします。
校長 石井 宏明